スマホ制限下でも多要素認証に対応、運用管理機能も拡充
~ 「AuthWay 6.0」リリースのお知らせ ~
株式会社アイピーキューブ(本社:東京都港区、代表取締役:荒井英治)は、多要素認証製品「AuthWay」(オースウェイ)の最新版「AuthWay Ver 6.0」を本日リリースしました。
AuthWayは、ワンタイムパスワードやスマートデバイス認証を利用した二経路認証など、多様な認証方式に対応する多要素認証システムです。VPN・WebアクセスからOSログインまで幅広く対応し、LDAP/RADIUS連携でエージェントレス運用を実現。さらにFIDO2準拠のパスキー認証にも対応します。
今回の「AuthWay 6.0」では、スマートフォンが使えない環境での多要素認証方式の追加、運用のセルフサービス化による運用負荷の軽減、管理機能の利便性向上を柱に、セキュリティと使いやすさを両立する機能強化を行いました。
「AuthWay Ver 6.0」の主な機能拡張
1. 多要素認証方式の追加
- マトリクス認証(乱数表)の追加
スマートフォンが利用できない環境でも多要素認証を提供。二段階認証の二段階目として、ログイン画面で指定されたマスの値を印刷済み乱数表から入力して認証します。
▼CloudLinkの認証で利用する場合の例

2.セキュリティ強化
- AES-256対応
パスワード暗号化にAES-256(鍵長256ビットのAES)を標準採用(従来はAES-128)。将来リスクを見据えた暗号強度の選択肢を提供します。
3.利用者向け機能の拡充
- トークンセルフプロビジョニング機能の追加
これまで管理者WebUIからメール送付が必要だったソフトウェアトークン登録用QRコードを、利用者自身が利用者WebUIで本人確認後に表示できます。この機能により、初期展開や機種変更時の管理者の負荷が大幅に軽減されます。
- 二段階認証設定画面でのワンタイムパスワード認証方式の選択
利用者WebUIの設定画面で、以下から使用するワンタイムパスワード認証方式を選択することができます。
●ソフトウェアトークン+トークンレスOTP
●ソフトウェアトークンのみ
●トークンレスOTPのみ
- 初期パスワード送付機能
利用者WebUIで本人確認後、利用者のメールアドレスへ初期パスワードを送付することができます。
4.管理者向け機能の拡充
- PDF出力機能(ユーザ管理)
ユーザー情報をPDFファイルに出力することができます。PDF出力フォーマットはカスタマイズが可能(XSLT/XSL-FO対応)です。
- グループのメンバとしてグループ登録に対応
グループ管理でグループをメンバとして登録できます。これにより、複雑なグループ構造でもグループ管理が容易になります。
- お知らせの保存先としてLDAPを追加
これまでデータベースに保存していたお知らせ情報をLDAPサーバに保存することができます。これにより、データベースなしでお知らせ機能を利用することが可能となります。
尚、新バージョンの提供開始時期につきましては、本お知らせと異なる場合がございますので、弊社までお問合せください。
※「AuthWay」は株式会社アイピーキューブの登録商標です。
※ その他記載の商品名は所有する各社の商標もしくは登録商標です。

